【2025年3月分】協会けんぽ健康保険料率・介護保険料率改定

2025年3月分(4月納付分)から、全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険料率および介護保険料率が改定されます。本記事では、今回の改定の背景や主な変更内容、実務上の注意点について解説します。


はじめに

昨今の医療費の伸びや各地域の経済状況に応じた保険料率の見直しが求められる中で、協会けんぽは毎年度、各都道府県の医療費実績や加入者の年齢構成などを考慮して保険料率を決定しています。



改定内容

健康保険料率の改定

  • 特定保険料率の変更:
    従来、全国一律で「34.2/1000」(3.42%)であった特定保険料が、「33.8/1000」(3.38%)に認められます。
    ※基本保険料率は、各都道府県全体の保険料率からこの特定保険料率を差し替えて算出されます。
  • 都道府県別の変動:
    地域ごとに保険料率は個別に改定されます。 同様に、東京支部では前年度の9.98%から9.91%に、また大阪府や福岡県などでは微調整が行われています。 詳細は各都道府県支部の最新の保険料表をご参照ください。

令和7年度保険料額表

介護保険料率の改定

  • 介護保険料率の見直し:
    2025年2月現在は、介護保険料率は「16.0/1000」(1.60%)ですが、今回の改定(2025年3月)により「15.9/1000」(1.59%)まで見直しられます。
    40歳から64歳までの被保険者は、健康保険料に加えてこの介護保険料が加算されます。

改正の適用時期と実務上の注意点

  • 適用開始時期:
    改正は2025年3月分(4月納付分)から適用されます。
    なお、任意継続被保険者または日特例被保険者の方は、4月の変更となりますので、それぞれご確認ください。
  • 給与計算への反映:
    給与計算ソフトを利用している場合、保険料率の更新が必要です。
    • 当月徴収の場合: 2025年3月分の給与から新しい料金率を適用
    • 翌月徴収の場合: 2025年4月分の給与から新しい料金率を適用
      ※自動的に反映される場合もありますので、給与ソフトの設定を確認してください。
  • 実務担当者へのアドバイス:
    • 各都道府県の最新の保険料額表を必ず確認します。
    • 保険料の変更に伴い、再計算が必要な給与や賞与がないかチェックします。
    • 必要に応じて、システムのアップデートやマニュアルの改訂を行い、従業員にも変更点を周知させることが重要です。

今後の対応とまとめ

今回の改正は、直接給与計算の変更にかかわってきます。
健康保険料率や保険介護料率は、医療費の現状や健康づくりの取り組みみにより変動するため、今後も最新情報に注視する必要があります。
実務担当者は、早期のシステム更新と内部チェックを実施し、スムーズな移行を目指しましょう。