【要注意】「国保料逃れ」はリスク大|維新議員疑惑に見る“脱法スキーム”と飲食店・個人事業主が絶対に踏み込んではいけない落とし穴


「保険料を下げられます」に要注意

「国民健康保険料が高すぎる」
飲食店経営者や個人事業主の方から、当事務所にも頻繁に相談を受けるテーマです。

そんな中、2025年12月、国会で暴露された“国保逃れスキーム”疑惑が大きな注目を集めています。
報じたのは集英社オンライン。
一般社団法人を利用し、形式的に社会保険へ加入して保険料を最低水準に抑えるという、極めて問題のある手法です。

結論から申し上げます。
👉 これは「節税(社会保険料)」ではなく「制度の悪用」
👉 関与すれば、後から高確率でトラブルになります


問題のスキーム概要

今回問題視されている手法は、以下の流れです。

  1. 自営業者が、実態の乏しい一般社団法人の「理事」に就任
  2. ごく少額の理事報酬を受け取る
  3. 形式上「社会保険加入資格」を得る
  4. 国保よりはるかに低い社会保険料で済ませる
  5. 法人側には「協力金」「会費」として金銭が戻る

👉 実態のない役員就任+名目報酬=社会保険加入
👉 これは典型的な“脱法スキーム”


なぜ「違法の可能性が極めて高い」のか

社会保険は、形式ではなく「実態」で判断されます。

実態のない役員報酬

・業務内容はアンケート回答程度
・事務所実態なし
・報酬は天引き後「数百円」

👉 社会保険加入のためだけに作られた報酬


社会保険加入要件の誤解

勧誘文書では「役員だから労基法外」「給与ゼロでもOK」と説明されています。

👉 健康保険・厚生年金は労基法とは別体系
👉 “常勤性・業務実態・報酬性”が厳しく見られます

後日調査が入れば、加入資格否認 → 国保遡及は十分あり得ます。


協力金・会費=キックバック構造

法人に「取り分」が戻る仕組みは、名義貸し、社会保険の不正適用、場合によっては詐欺的構造と判断されるリスクがあります。


飲食業・個人事業主が巻き込まれやすい理由

飲食業は特に、利益が不安定、国保料が重く感じやすい、「知人紹介」「交流会」で声をかけられやすい 「合法です」「議員もやっている」は典型的な危険ワード


実際に起こり得るリスク

この手のスキームに関与した場合、以下のリスクが潜在しています。

✔ 社会保険資格取消
✔ 国保・国民年金の遡及請求(数年分)
✔ 延滞金・加算金
✔ 税務調査との連動
✔ 法人側が消え、責任だけ残る

👉 “安くなったつもり”が、数百万円の請求に変わることも


正しい保険料対策は「正攻法」しかない

社会保険料対策は、合法な方法だけでも、十分に最適化は可能です。

✔ 法人化のタイミング設計
✔ 役員報酬の適正設計
✔ 配偶者・家族の被扶養判断
✔ 事業規模に応じた制度選択


社労士からのアドバイス

❌ 「裏ワザ」「抜け道」を売りにする話には乗らない
❌ 書面をよく読まずに役員就任しない
❌ 「みんなやってる」は最も危険

必ず社会保険の専門家に事前相談を


👉 「この話、大丈夫?」
👉 「紹介されたが不安」

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