2025年4月からキャリアアップ助成金の変更点
2025年4月から「キャリアアップ助成金」の制度が変更されます。
企業で働く非正規雇用労働者のキャリアアップを支援するための重要な助成制度ですが、変更点をしっかり理解し、適切に活用しましょう。
※2025年4月2日に を加筆しました。
目次
正社員化コース
主な変更点
支給対象者の変更
- 新規学卒者(雇用から1年未満の者)が支給対象外に。
- 重点支援対象者を新設(例:雇入れから3年以上の有期雇用労働者など)。
助成額の変更
<現状>:2回申請
有期→正規80万円(大企業は60万円)
無期→正規40万円(大企業は30万円)
<変更後>
◇重点支援対象者:2回申請
有期→正規80万円(大企業は60万円)
無期→正規40万円(大企業は30万円)
◇重点支援対象者以外:1回申請
有期→正規:40万円(大企業は30万円)
無期→正規:20万円(大企業は15万円)
「重点支援対象者」とは
1.雇入れから3年以上の有期雇用労働者
2.雇入れから3年未満で、次の①②いずれにも該当する有期雇用労働者
①過去5年間に正規雇用労働者であった期間が合計1年以下
②過去1年間に正規雇用労働者として雇用されていない
※上記①②は、本人から「確認書」を提出することで重点支援対象者かどうか判断されます。
3.派遣労働者、母子家庭の母等、人材開発支援助成金の特定の訓練修了者
賃金規定等改定コース
有期雇用労働者等の賃金規定を改定し、基本給を3%以上増額した場合に助成。
支給区分が2区分から4区分へ拡充。
<現状>
・3%以上5%未満:5万円(大企業は3.3万円)
・5%以上 :6.5万円(大企業は4.3万円)
<変更後>
・3%以上4%未満:4万円(大企業は2.6万円)
・4%以上5%未満:5万円(大企業は3.3万円)
・5%以上6%未満:6.5万円(大企業は4.3万円)
・6%以上 :7万円(大企業は4.6万円)
※有期雇用労働者等の昇給制度を新たに設けた場合、1回のみ、事業所ごとに20万円(大企業は15万円)の加算あり。
キャリアアップ計画書の簡素化
各コースの取り組み実施日の前日までに管轄の労働局長に提出し、認定を受ける必要がありましたが、実施日の前日までに届出をすればよいことになります。
まとめ
今回の正社員化コースの変更点は、多くの場合、助成金額が半減することになります。
対象者の前職の確認方法はまだ不明ですが、今後の厚生労働省の発表をこまめに確認する必要があります。